時事解説

2017年08月09日号

【東京地裁】
女性への不法行為認定=作家の菅野完氏に賠償命じる判決


●朝日新聞デジタル
「朝日新聞デジタル」は8日、「作家の菅野完氏に賠償命じる判決 女性への不法行為認定」という見出しで次の記事を配信した。


 ノンフィクション作家の菅野完(たもつ)氏に無理やり体を触られるなどして精神的苦痛を受けたとして、女性が220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が8日に東京地裁であり、天川博義裁判官は菅野氏に不法行為があったと認め、慰謝料など110万円の支払いを命じた。

 判決によると、女性は2012年5月ごろ、生活保護受給者へのバッシングに対する意見広告を新聞に出す運動をしていた菅野氏を知った。同7月に菅野氏と初めて面会し、意見広告の作業で自宅に招いたところ性行為を求められ、同意がないのにベッドに押し倒され、ほおにキスされた。その結果、不眠やうつと診断された。

 天川裁判官は「事実経過はおおむね争いがなく、主張に違いがある部分については被告が反証をしていない」として原告の主張を認めた。「社会的制裁を受けた」という菅野氏の主張を「証拠がない」と退けた。

●時事通信
「時事通信」は8日、《「日本会議の研究」著者に賠償命令=知人女性が暴行訴え―東京地裁》という見出しで次の記事を配信した。


 ベストセラーとなった「日本会議の研究」著者でノンフィクション作家の菅野完氏から性的暴行を受けたとして、30代の知人女性が同氏に220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が8日、東京地裁であった。

 天川博義裁判官は女性側の訴えを認め、110万円の支払いを命じた。

 訴訟で女性は、2012年に自宅を訪れた菅野氏から性行為を迫られ、同意なく体を触られたと主張していた。

 菅野氏側は女性の体に触れたことは認める一方、「性的暴行と評価されるようなものではない」と反論。判決は不法行為の成立を認定し、慰謝料は100万円が相当と判断した。

●中日新聞
「中日新聞は8日、「著述家の菅野完氏に賠償命令 女性をベッドに押し倒す」という見出しで次の記事を配信した。


ベストセラーの新書「日本会議の研究」で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞の読者賞を受賞した著述家菅野完氏(42)から性的暴行を受けたとして、女性が220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は8日、110万円の支払いを命じた。

 判決によると、菅野氏は新聞に意見広告を出す運動を通じて2012年7月に女性と初対面。作業のため訪れた女性宅で、女性の意に反して性行為を求め、ベッドに押し倒した。

 天川博義裁判官は「女性の陳述書に不自然な点はなく、菅野氏側は何ら反証をしていない」と指摘した。

(共同)

●鷲見一雄のコメント
「多くの男性が他山の石とすべき事案だ、と思う。判決は妥当だ、と感じる」



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