時事解説

2017年06月16日号

【京都府警組対2課と下京署】
神戸山口組組長、再逮捕へ=乱闘関与容疑で


●京都新聞
「京都新聞」は16日、「神戸山口組組長、再逮捕へ 京都府警、乱闘関与容疑で」という見出しで次の記事を配信した。
会津小鉄会事務所を現場検証する捜査員ら(15日午後1時20分、京都市下京区)

 京都市下京区の指定暴力団六代目会津小鉄会の本部事務所で1月、山口組系と神戸山口組系の組員らが乱闘した事件で、京都府警組対2課と下京署などが16日にも、傷害と暴力行為法違反の疑いで、神戸山口組(兵庫県淡路市)の組長・井上邦雄容疑者(68)=詐欺容疑で逮捕=を再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

■会津小鉄6代目も

 府警は15日までに同容疑で、会津小鉄会6代目会長馬場美次容疑者(76)=詐欺罪で実刑判決=や神戸山口組系の組員ら計5人を逮捕した。同日午後、会津小鉄会本部事務所を現場検証した。
 捜査関係者によると、携帯電話の履歴から井上容疑者と馬場容疑者が乱闘前に、連絡を取り合っていた疑いが強まり、他にも十数人の組員が関与したとみて全容解明を進める。
 会津小鉄会を巡っては、昨年末に馬場容疑者が公判で引退を示唆した。以降、後継者選びを巡って、同会と関係の深い山口、神戸山口両組織で主導権争いが激化。今年1月10日、7代目が決まったとする文書が約20の組に出回り、翌日に山口組系と神戸山口組系の複数の組員が本部事務所で衝突した。その後、会津小鉄会の幹部2人が両組織を後ろ盾にそれぞれ「7代目」を名乗る分裂状態となった。
 当時、府警機動隊員らが出動し、近隣の小学校は授業の一部を取りやめるなどの影響が出た。市は2月、「近隣の施設利用者らの安全が脅かされる」として事務所の使用差し止めを求め、京都地裁に仮処分を申請。4月、同地裁は本部事務所の使用差し止めを決定した。
 井上容疑者は神戸山口組の中核団体「山健組」の組長も務める。今月6日、他人名義の携帯電話を詐取したとして詐欺容疑で兵庫県警に逮捕されていた。
 山口組の分裂後、今年4月には神戸山口組から一部の直系組長らが離脱し、「任俠(にんきょう)団体山口組」が結成され、三つどもえとなっている。

●鷲見一雄のコメント
「注目したい」


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