時事解説

2017年04月21日号

【千葉地裁】
千葉大集団強姦事件=検察側、事件の発端を開いた医学部5年、吉元将也被告(23)に懲役6年求刑―判決は5月29日


●朝日新聞デジタル
「朝日新聞デジタル」は20日、「医学部生に懲役6年求刑 千葉大集団強姦事件」という見出しで次の記事を配信した。
 千葉大学医学部5年の男子学生3人が酒に酔った女性に性的暴行を加えたとされる事件で、集団強姦(ごうかん)の罪に問われた吉元将也被告(23)の公判が20日、千葉地裁で結審した。検察側は論告で「一連の事件の発端を開き、積極的かつ衝動的な犯行で強い非難に相当する」として懲役6年を求刑した。

 弁護側は最終弁論で「計画性はなく、報道などで社会的な制裁を受けた」と述べ、執行猶予付きの判決を求めた。判決は5月29日に言い渡される。

 吉元被告は昨年9月20日夜~21日未明、千葉市内の飲食店で、山田兼輔被告(23)=一審で懲役3年の判決、控訴=と共謀し、酒に酔って抵抗できない状態の20代女性に性的暴行を加えたとして起訴された。初公判で「同意があった」と無罪を主張し、その後、無罪主張を取り下げていた。

 事件では、別の男子学生(23)が同じ女性への準強姦罪に問われ、懲役3年執行猶予5年の判決が確定。学生の指導担当だった医師の男(30)も準強制わいせつ罪に問われ、懲役2年執行猶予3年の判決が確定している。(滝口信之)

●産経新聞
「産経新聞」は20日、「千葉大生に懲役6年求刑 検察側、集団強姦罪で」という見出しで次の記事を配信した。
 千葉大医学部生らによる女性への集団乱暴事件で、集団強姦罪に問われた医学部5年、吉元将也被告(23)の論告求刑公判が17日、千葉地裁(楡井英夫裁判長)で開かれ、検察側は懲役6年を求刑し結審した。判決は来月29日。

 検察側は論告で、「犯行態様は卑劣で執拗。女性の尊厳を無視している」とし、「刑事責任は極めて重い」と指摘。

 弁護側は、マスコミに報道されるなど大きな社会的制裁を受けているなどとし、執行猶予付きの判決を求めた。吉元被告は最終意見陳述で、「被害者に大変な精神的苦痛を与えた。心より反省し後悔している」などと述べた。

 事件をめぐっては、同罪に問われた医学部5年の山田兼輔被告(23)が懲役3年の実刑判決を受け控訴。医学部5年の男性(23)が準強姦罪で、千葉大病院の元研修医の男性(30)が準強制わいせつ罪で、それぞれ執行猶予付きの有罪判決が確定している。

 起訴状によると、吉元被告は昨年9月20日深夜から翌21日未明、山田被告と共謀し、千葉市中央区の飲食店で女性に乱暴したとしている。

●鷲見一雄の解説
《検察側は論告で、「犯行態様は卑劣で執拗。女性の尊厳を無視している」とし、「刑事責任は極めて重い」と指摘。
 弁護側は、マスコミに報道されるなど大きな社会的制裁を受けているなどとし、執行猶予付きの判決を求めた。吉元被告は最終意見陳述で、「被害者に大変な精神的苦痛を与えた。心より反省し後悔している」などと述べた。》(産経)

 しかし、吉元被告は《初公判で「同意があった」と無罪を主張し、その後、無罪主張を取り下げていた》、この事実は公然たる事実。

 検察側が冒頭陳述で主張した状況で「被害者がトイレで同意したはありえない」と思う。こんな主張をすればマスコミに報道されて当然、自業自得と解釈するのが、相当、社会的制裁を受けていると捉えるのは不適切、酌量の余地はない、と思う。
 吉元被告には山田兼輔被告(23)の懲役3年以上の量刑が下される、と私は見立てる》。


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