ニュースとコメント

2017年09月12日号

【大阪高検と地検】
謝罪「内部ミスで開示漏れ」 担当検事が対応放置


●産経ニュース
「産経ニュース」は11日、《「不存在」とした調書開示、大阪高検が謝罪「内部ミスで開示漏れ」 担当検事が対応放置》という見出しで次の記事を配信した。
 特殊詐欺の現金の受け取り役として詐欺罪に問われた男性被告(35)が1審大阪地裁で無罪判決を受けた後、検察が「存在しない」と説明していた知人の供述調書を一転開示した問題で、大阪高検と地検は11日、内部のミスで開示漏れがあったとして弁護側に謝罪した。

 検察によると、1審段階で知人の調書の開示請求を受けた大阪地検の公判担当検事は、大阪府警から「(知人の調書は)地検に送致済み」との回答を受けたが、自分の手元にあるものがすべてと思い込み、捜査部門に確認を怠った。さらに無罪判決後に調書の存在に気づいたものの、弁護側に明らかにせず放置した。

 無罪判決の対応に多忙になったほか、自身が人事異動の対象となり、「どたばたした状況だった。高検が対応してくれると思った」と説明しているという。

 この日、高検の八沢健三郎刑事部長らが弁護人の亀石倫子弁護士の事務所を訪れ、謝罪した。亀石弁護士は「証拠開示の方法があまりにずさん。これまでこんないい加減な方法でやってきたのか」と批判した。

 被告は昨年7月、架空の出資話で高齢女性から計500万円を詐取したとして起訴された。被告は現金入りの荷物を受け取る役だったが、今年3月の1審判決は、被告が詐欺の被害金とは認識していなかったとして無罪を言い渡した。

 知人の調書は被告が荷物の中身を「知らない」と説明していたという内容。1審段階では不存在とされ、8月に一転開示された。

●鷲見一雄のコメント
「検察は批判されて当然の酷い事案だと思う。」


戻る