ニュースとコメント

2017年09月11日号

【福岡県警】
2014年9月に工藤会トップの野村悟被告(70)を逮捕した「頂上作戦」から11日で3年=起訴22人中6被告が「離脱」


●毎日新聞
「毎日新聞」は10日、《工藤会:起訴22人中6被告が「離脱」 組織の弱体化鮮明》という見出しで次の記事を配信した。
特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)が関与したとされる一連の一般人襲撃事件や脱税事件で起訴された被告22人のうち、少なくとも6人が離脱を表明していたことが関係者への取材で分かった。福岡県警が2014年9月に同会トップの野村悟被告(70)を逮捕した「頂上作戦」から11日で3年。離脱を表明した被告の多くが捜査に協力しているとみられ、徹底的な「反警察」の姿勢を崩さなかった組織の弱体化が改めて明らかになった。

 関係者によると、工藤会は、一連の事件で逮捕・起訴された組員の弁護費用を工面して私選弁護人を立てている。離脱の意向を示した組員はいずれもこれら弁護人との関係を絶ち、独自に国選などの弁護人を立てている。こうした組員は15年初めごろから出始め、今年に入って離脱の意向を示した組員もいるという。

 工藤会は、野村被告を頂点とした「鉄の結束」を誇り、意に沿わなければ一般人でも襲撃する際立った暴力性とともに、警察に対しても敵対的な姿勢を貫いてきた。逮捕されても内部のことは話さないという警察対策の規律を定めているとされ、警察官舎の車両に爆発物を仕掛けたり、工藤会捜査を担当した元警部を銃撃したりしてきた。

 しかし元警部銃撃事件などに関与したとされた工藤会系組員(38)は公判で「一般市民に手を出したらいけない」と離脱を決断した理由を説明。看護師刺傷事件などに関わったとされた工藤会系組幹部(42)も「組織の理念が違うんじゃないかと思うようになった」と心境の変化を明かした。

 こうした離脱表明者による供述が事件解明に寄与した一方、主要幹部を含む残る被告のほとんどは依然として工藤会との関係を維持している。ある県警幹部は「未解決事件を挙げ続けることで離脱する組員はさらに増えるはず。今後も組員らから証言を引き出して一つずつ事件を立件していきたい」と話す。

●鷲見一雄のコメント
「期待したい」


戻る