ニュースとコメント

2017年06月16日号

【京都地裁】
福知山土地開発公社粉飾決算―前市長の過失認めず、請求棄却 


●京都新聞
「京都新聞」は15日、「前市長の過失認めず、請求棄却 京都・福知山公社粉飾決算」という見出しで次の記事を配信した。
 京都府福知山市土地開発公社の粉飾決算問題を巡り、公社所有地を簿価より不当に高く買い戻させるなどの違法行為で同市に損害を与えたとして、住民男性(73)が市に対し、公社の決裁権限があった松山正治前市長ら当時の市幹部5人に11億円超を返還請求するよう求めた住民訴訟の判決が15日、京都地裁であった。久保田浩史裁判長は土地が過大な金額で売買された違法性を認めたが、松山前市長らの過失は認めず、請求を棄却した。
 判決では、市が2010年に公社から11億円超で購入した市消防防災センター用地について、約1億7600万円が過大であり、違法な支出と認定。正当ではない会計処理だとした上で、「契約を締結した松山前市長の裁量権を逸脱し、乱用するものだ」と指摘した。一方で、「個別の案件の決裁で金利などの細部に注意を払うことは、特段の情報や注意喚起が与えられない限り困難」として、過失は認めなかった。
 住民側は、市と公社が売買した都センター事業用地(現・市民交流プラザふくちやま)など16件についても、松山前市長ら8人に最大で10億円超を返還させるように市に求める訴訟を起こしていたが、同日、京都地裁は請求を却下するなどした。

●鷲見一雄のコメント
「原告が訴訟を起こした意義はあった、と思う」


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