ニュースとコメント

2017年06月16日号

【共謀罪法成立】
警察庁長官「意義ある」=警視庁捜査幹部「適用慎重に」


●時事通信
「時事通信」は15日、《警察庁長官「意義ある」=捜査幹部「適用慎重に」―「共謀罪」法》という見出しで次の記事を配信した。
「共謀罪」の構成要件を改め「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法の成立を受け、坂口正芳警察庁長官は15日の記者会見で、「わが国のテロを含む組織犯罪対策上、意義がある。国民の信頼に応えるべく、捜査の適正確保を図りつつ、組織犯罪対策を推進する」と述べた。
 

 警視庁のある捜査幹部は成立を歓迎する一方、「新たな捜査手法が認められたわけではなく、実際の適用は結構難しいと思う」と冷静に受け止めた。「組織的犯罪集団」の立証が課題だとし、「通信傍受の拡大も当然議論になる。最初は分かりやすい暴力団などに適用するのではないか」との見通しを示した。

 捜査機関による恣意(しい)的な運用も懸念されているが、別の捜査幹部は「(市民活動への)萎縮効果はあるかもしれない」と否定せず、「成立の段階でこれだけ批判や心配の声があり、慎重に使わざるを得ない」と話した。

●鷲見一雄のコメント
「警察官にこれまで以上に正義に対する自覚が求められることになった、ということだ」


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