ニュースとコメント

2017年03月15日号

【福岡地検】
診療所火災で業務上過失致死傷容疑で書類送検された院長不起訴=10人死亡「避難困難」


●時事通信
「時事通信」は14日、「医院火災で院長不起訴=10人死亡「避難困難」―福岡地検」という見出しで次の記事を配信した。
福岡市博多区の安部整形外科で2013年10月、入院患者ら10人が死亡した火災で、福岡地検は14日、防火管理を怠ったとして業務上過失致死傷容疑で書類送検された院長の男性(49)を嫌疑不十分で不起訴処分とした。

 地検は「煙の回りが速く、全員を避難させることができなかった」と判断した。

 火災は13年10月11日未明に発生。当時70~89歳の入院患者8人と、同じ建物に住んでいた当時80歳の元院長と72歳の妻が一酸化炭素(CO)中毒で死亡し、患者ら5人が重軽傷を負った。

 福岡県警は、医院1階の処置室で使っていた機器のコンセントプラグにほこりがたまり、ショートを起こし発火する「トラッキング現象」が原因と特定。防火扉の一部が閉まらないよう固定されるなど防火管理に不備があったとして、15年2月に業務上過失致死傷容疑で書類送検した。

 地検は、煙の広がりを調べる実験などを基に「仮に防火扉が閉まっていても、煙が充満し死傷者が出た可能性が高い」と結論付けた。

 院長は「患者様とご遺族には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。私ができることは被害に遭われた方々のことを思い続け、再発防止のための活動に微力を注ぐことよりほかにないと考えています」とのコメントを発表した。

●鷲見一雄のコメント
「妥当な処分だ、と思う」


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