コラム

2017年09月08日号

【鷲見一雄の憎まれ口】
「法律家同士のW不倫疑惑でもある」=《「週刊文春」に報じられているようなら「山尾氏は代議士失格、倉持氏は弁護士の資質を問われるべきだ」》


●スポニチ
「スポニチ」は8日、《山尾議員離党 不倫疑惑「ご迷惑を…」、便乗解散!?で総選挙か》という見出しで次の記事を配信した。
「週刊文春」でダブル不倫疑惑が報じられた民進党の山尾志桜里元政調会長(43)が7日、離党届を提出し、国会内で緊急会見を行った。質問には応じなかった。一時は一部党関係者に促され、辞職も検討したが、党内のさまざまな意見を受けて考え直したとみられる。野党第1党のあまりのドタバタ劇を好機と捉え、安倍晋三首相が早期解散に打って出る可能性が高まってきた。

 山尾氏は大島敦幹事長へ離党届を提出した後、用意した紙を手に「大変ご迷惑をおかけする事態になってしまった」と神妙な表情で語った。不倫相手と伝えられた倉持麟太郎弁護士(34)については「ブレーンとしてお手伝いいただいた。男女の関係はありません」と強い口調で疑惑を否定。離党を決めた理由について「国会論戦の場に今回の混乱を持ち込むことはさらなる迷惑をおかけすると判断した」と語り、目を潤ませた。会見は6分で終了。質問は受け付けなかった。記者に「それで国民に説明がつくのか」と問われたが、無言で帰途に就いた。

 前原誠司新代表は「選挙の顔」としていったん山尾氏の幹事長抜てきを内定。だが、経験の浅い当選2回での起用に対する党内の不満に加え、週刊誌へ疑惑が掲載されるとの情報から、山尾氏が要職就任を辞退。その後、7日発売の週刊文春でダブル不倫が報じられ、10月22日の衆院3補選への影響を考慮し、山尾氏には辞職か離党かの厳しい選択肢が突きつけられた。だが、党内で意見が割れ、山尾氏自身も揺れた。

 現時点で辞職した場合、山尾氏の地元・愛知7区でも10・22補選となる。潔く辞職を求める声を受け、山尾氏も一時は検討。だが、「補選が増える。負ける選挙をやってどうする」と離党にとどめるべきの声も出ていた。

 与党関係者によると、解散風が今後強まる可能性が出てきた。25日にも召集される臨時国会では森友、加計学園問題の再燃が予想され「支持率低下を覚悟していたが、今、解散に打って出ても強引との批判より、山尾氏による逆風が上回る」と指摘。政治評論家の有馬晴海氏は、冒頭解散し補選に合わせた「10・22総選挙」について「解散の時期としては悪くない。可能性は高まった」と話した。

 民進党の離党ドミノにも拍車がかかりそうだ。「離党予備軍」の若手は「党に未来はないと思っていたが、よりはっきりした」と諦め顔。週明けにも動きが表面化するとの声もあり、党存続の危機もおきかねない状況となってきた。

 ▼解散・総選挙 解散の日から40日以内に総選挙を行い、選挙の日から30日以内に国会を召集しなければならない。秋の臨時国会開会が今月25日にも予定されており、冒頭解散なら補選と同日程の10月10日に公示、同22日に投開票が可能となる。解散は首相の専権事項。

 ▼補欠選挙 衆議院では小選挙区で欠員が生じた場合に実施される。公職選挙法では欠員が3月16日~9月15日に生じた時には10月、9月16日~3月15日の場合は4月のそれぞれ第4日曜日に実施することを定めている。

 ◆山尾 志桜里(やまお・しおり)1974年(昭49)7月24日生まれ、仙台市出身。旧姓菅野(かんの)。86年にミュージカル「アニー」で初代アニー役を務める。東大法学部卒。02年に司法試験に合格し、04年検察官任官。09年に衆院愛知7区で民主党から初当選。12年落選を経て14年に再選、16年民進党結成時に政調会長就任。家族は大学同級生の夫と長男(6)。

 《お相手弁護士はおわびブログ》倉持氏は7日夜、漫画家小林よしのり氏のホームページ「ゴー宣道場」内にあるブログに「多大なご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません」とコメントした。山尾氏との男女関係を否定した上で「結果的に誤解を生じさせるような状況があった」などとつづった。倉持氏は弁護士活動に従事する一方、憲法問題に詳しく報道番組のコメンテーターとしても活躍。出席を予定していた29日のイベント「倉持塾」は中止が決まった。

 《野党も魔の2回生》現在当選2回の議員にはここ数年不祥事が続出。昨年2月に夫人の妊娠中に不倫し議員辞職した宮崎謙介氏、今年4月に重婚疑惑で自民党を離党した中川俊直議員らがおり「魔の2回生」と呼ばれる。山尾氏も今年の5月には「長期政権のおごりが自民党の魔の2回生議員に浸透している」と批判していたが、自身も落選を挟み2期目の選出だ。

●日刊スポーツ
「日刊スポーツ」は7日、「山尾志桜里議員、W不倫騒動責任を取り離党届提出」という見出しで次の記事を配信した。
やつれた表情で、国会内に現れた民進党の山尾志桜里衆院議員

 既婚男性との交際疑惑を週刊文春に報じられた民進党の山尾志桜里元政調会長(43)が7日、騒動の責任を取って大島幹事長に離党届を提出した。

【略歴】ミュージカル「初代アニー」役に/山尾志桜里氏メモ

 山尾議員については、「幻」と消えた幹事長への抜てき打診を受けた今月2日、若手の論客、倉持麟太郎弁護士(34)とホテルで密会していたと、7日発売の「週刊文春」が報じた。同誌は、別の日も逢瀬(おうせ)を重ねる2人を掲載した。

 山尾氏には、実業家の夫と6歳の男児がおり、倉持氏にも妻子がいる。

 一方、山尾氏との不倫疑惑が浮上した倉持氏は、中央大法科大学院修了後、12年に弁護士登録。安保法制をめぐり15年7月、衆院特別委員会の会合で参考人として意見を述べたほか、テレビ出演も多い。

●鷲見一雄の視点
「山尾氏」は1999年に東大法学部を卒業、2002年司法試験合格。司法修習を経て、04年検事任官。東京地検、千葉地検、名古屋地検岡崎支部に勤務、07年に退官した法律家。

 一方の倉持氏は、慶應義塾大学卒業(2005年)中央大学法科大学院修了(2008年)2012年弁護士登録。横浜の弁護士法人仁平総合法律事務所を経て2104年11月に弁護士法人Nextを開設 代表弁護士に就任、15年7月、安保法制をめぐり、衆院特別委員会の会合で参考人として意見を述べたほか、テレビ出演も多い。慶應義塾大学大学院法務研究科非常勤講師も務めている。

 2人とも、「やっていいことといけにないこと」の区別がつかないわけがない。

●鷲見一雄の憎まれ口
 政治生命、弁護士生命は「疑惑を抱かれる行動はしない」ということだ。 2人とも今時の「注目されている政治家、弁護士として緊張感に欠け、脇が甘すぎる、規範意識が欠けている」と思う。

「週刊文春」に報じられているようなら「山尾氏は代議士失格、倉持氏は弁護士の資質を問われるべきだ」


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