コラム

2017年06月16日号

【大阪地検特捜部】
「学校法人森友学園疑惑」近く強制捜査


●産経新聞
「産経新聞」は16日、「森友、近く強制捜査 補助金不正受給疑い」という見出しで次の記事を配信した。
 学校法人「森友学園」(大阪市)が大阪府や国から補助金を不正に受け取ったとして告訴・告発された問題で、大阪地検特捜部が不正受給の疑いが強まったとして、18日にも学園側の強制捜査に乗り出す方針を固めたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。特捜部は今後、関係先の家宅捜索で資料を押収し、籠池(かごいけ)泰典前理事長(64)らの立件に向けた捜査を進めるとみられる。大阪府豊中市の国有地の格安払い下げに端を発した一連の問題は刑事事件に発展する見通しとなった。

 大阪府によると、学園は平成23~28年度、運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)で勤務実態のない職員を雇用したなどと虚偽の申請をして経常費補助金約3440万円を不正に受給。23~27年度には特別な支援が必要な「要支援児」の受け入れに関する補助金約2740万円も不正に受け取った疑いが持たれている。

 いずれの補助金も申請手続きは籠池氏が担当しており、府は5月、学園に返還を命じるとともに、籠池氏に対する詐欺罪の告訴状を提出していた。

 一方、学園は27年、大阪府豊中市の元国有地で計画していた小学校建設の工事費を約23億円と見積もり、木造建築に関する国土交通省の補助金を申請。その後、工事を約15億円で契約したが、国側には工事費を約23億円とする契約書を提出し、補助金約5600万円(後に全額返還)を不正に受け取った補助金適正化法違反の疑いがある。

●司法ジャーナル
「司法ジャーナル」は12日、《【大阪地検特捜部】学校法人「森友学園」の籠池泰典・前理事長:補助金詐取容疑で立件へ》という見出しで次の記事を配信した。
●毎日新聞
「毎日新聞」は11日、「籠池前理事長:補助金詐取容疑で立件へ大阪地検」という見出しで次の記事を配信した。
 学校法人「森友学園」(大阪市)が大阪府と国の補助金を不正受給した疑いが強まったとして、検察当局が籠池泰典・前理事長(64)を詐欺と補助金適正化法違反の両容疑で立件する方針を固めたことが分かった。大阪地検特捜部は任意で関係者の聴取を進めているが、今月中にも強制捜査に踏み切る方向で検討している模様だ。国有地の売却をきっかけとした一連の疑惑は、刑事事件に発展する見通しになった。

月内にも強制捜査

 不正受給の疑いがあるのは、学園が運営する塚本幼稚園(大阪市)に交付された大阪府の補助金と、大阪府豊中市の国有地で開校を計画していた小学校建設に伴う国土交通省の補助金。
 府によると、籠池前理事長は在職中の2011~16年度、勤務実態のない教員を補助対象とする虚偽の書類を提出するなどして、幼稚園の専任教員数に応じた補助金約3440万円と、障害などで支援が必要な園児数に応じた補助金約2740万円をだまし取った疑いがある。
 府の調査で、学園側が申請した教員のうち延べ25人は勤務実態がなかったり、系列保育園の職員を兼務したりしていた。障害児についても、補助金交付の条件となる支援をしていないなどの不正が判明。府は5月、学園に返還を命じ、詐欺容疑で特捜部に告訴した。
 一方、国交省の補助金は木材を生かした建築物を対象に工事費などを補助する仕組み。15年7月、学園は工事費を約23億円と見積もって補助金の適用を申請。その後、約15億円で建設業者と工事請負契約を結んだが、国側にはこの契約書を提出せず、工事費を約23億円とする別の契約書を提出し、今年2月までに約5600万円を不正に受け取った疑いがある。
 学園が小学校の設置認可申請を取り下げたことに伴い、国交省は補助金の返還を命令。学園は3月に全額を返還した。
 特捜部は高松市内の男性から告発を受け、補助金申請の代理人だった設計業者や建設業者らを任意で聴取。府の補助金についても府職員や園児の保護者らから聞き取りを進めていた。
 特捜部はこの他、財務省近畿財務局が国有地を不当に安く学園に売却したとする背任容疑での告発などを受理し、捜査を進めている。【三上健太郎、岡村崇】

●司法ジャーナル
「司法ジャーナル」は8日、「【大阪地検】森友幼稚園補助金で保護者から事情聴取」という見出しで次の記事を配信した。
●中日新聞
「中日新聞」は7日、「森友幼稚園補助金で聴取 大阪地検、保護者らから」という見出しで次の記事を配信した。
 学校法人「森友学園」の幼稚園に大阪府が出した補助金を籠池泰典前理事長(64)がだまし取った疑いがある問題で、大阪地検特捜部が学園側の立件を視野に、元園児の保護者らから事情聴取を始めたことが7日、関係者への取材で分かった。

 特捜部は、府が送付し、籠池氏が補助金約6200万円を詐取したとする詐欺容疑の告訴状や、元PTA会長からの告発状を5月31日に受理していた。

 府によると、問題の補助金支給があったのは、大阪市淀川区の塚本幼稚園。特別な支援が必要な「要支援児」の2011~15年度の受け入れ補助金2744万円に不正があったとしている。

(共同)

●鷲見一雄のコメント
「大阪地検特捜部が、強制捜査に着手するXデーは近い、と見立てる」

(司法ジャーナル)
●鷲見一雄の視点
 いよいよ大阪地検特捜部の強制捜査が開始される雲行きとなった。

 経緯からみて当然、といえよう。

「時事通信」は11日、《国会の関心「もり」と「かけ」=森友・加計問題、そばに例え―中谷氏》という見出しで次の記事を配信した。
 自民党の中谷元・前防衛相は11日、高知県須崎市の会合であいさつし、学校法人「森友学園」と「加計学園」の問題に触れ、「国会の方は『もりそば』『かけそば』に忖度(そんたく)があったかに今、集中している」とした上で「疑問があればあるほど、丁寧にしっかりと説明すべきではないか」と政府に説明責任を尽くすよう求めた。

 中谷氏は「権力は長くなればなるほど、取り巻きが権力者の名前を語りながらやりたい放題やってしまう。それを戒めるのが最高責任者の務めだ」とも指摘。安倍晋三首相のリーダーシップの必要性を強調した。
(時事通信)
 その通りだ、と思う。
●鷲見一雄の憎まれ口
「国の秩序を守る役割である」大阪地検特捜部に、強制捜査着手の一日も早からんことを期待したい。

●鷲見一雄の視点
 ようやく強制捜査着手のメドが立った、ということのようだ。

●鷲見一雄の憎まれ口
「大阪地検特捜部」に法の番人としての役割をしっかりと果たすよう期待したい。


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