コラム

2017年03月15日号

【裁判をみる眼】
バレエ講師の親指切断、検察側は橋本浩明被告に懲役6年求刑 弁護側は実刑回避求め結審、判決は27日


●産経新聞
「産経新聞」は14日、「バレエ講師の親指切断、橋本浩明被告に懲役6年求刑 弁護側は実刑回避求める 東京地裁」という見出しで次の記事を配信した。
現場となったビルを調べる捜査員=平成28年7月6日午後、東京都渋谷区(木下慧人撮影)(写真:産経新聞)

 バレエ講師の女性=事件当時(24)=の親指を切断して重傷を負わせたとして、傷害の罪に問われた住所不定、無職、橋本浩明被告(41)の論告求刑公判が14日、東京地裁(菅原暁裁判官)で開かれた。検察側は「一方的な恨みに基づく悪質な犯行だ」として懲役6年を求刑。弁護側は執行猶予判決を求めて結審した。判決は27日。

 検察側は論告で「女性に落ち度はない。女性は長年取り組んできたバレエやピアノを失い、人生を破壊された」と指摘。弁護側は「犯行自体は悪いが、女性への強い怒りは理解できる」と情状酌量を求めた。

 論告などによると、橋本被告は「練習日程を伝えないなど女性は自分を排除しようとしている」などと不満を募らせ、昨年7月、東京都渋谷区のバレエ教室で女性の首を絞めて失神させ、金づちとタガネで手の親指を切断したとされる。

●朝日新聞デジタル
「朝日新聞デジタル」は14日、「バレエ講師の指を工具で切断 被告に懲役6年求刑」という見出しで次の記事を配信した。
通っていたバレエ教室の講師の指を工具で切断したとして、傷害罪に問われた無職橋本浩明被告(41)の公判が14日、東京地裁であった。検察側は「被害者の体を傷つけることに一切ためらいのない、残忍な犯行だ」と述べ、懲役6年を求刑した。

 弁護側は、被告は発達障害だと医師に診断されていて、適切な治療を受けさせるべきだと執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は27日に言い渡される。

 起訴状によると、橋本被告は昨年7月、東京都内のバレエ教室で、20代の女性講師の首を絞め、右手親指をタガネとかなづちで切断したとされる。女性は約3カ月間入院した。

 今年1月の被告人質問で橋本被告は、女性から補講の連絡がなかったことや、謝罪の態度に不満を持ったことを動機に挙げた。

 女性は指の接合手術を受けたが、医師から「左手と同じように動かすことは難しい」と言われたという。検察側は14日の法廷で、「たった1回の補講に呼ばれなかっただけで、なぜ他人の一生を奪うのか理解できない。親指を返してほしい」という被害女性の意見陳述書を読み上げた。

●鷲見一雄の視点
 身勝手な犯行だ、と思う。

●鷲見一雄の憎まれ口
 被害者のこれからの人生を考えると実刑判決が出される、公算が強い、と見立てる。


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